今回「五行の機能と気質」についてお話ししたいと思います。
五行の機能と気質
前回のブログで五行学である、この世にあるものを「水・木・火・土・金」の五つに分類するという考え方についてお話ししました。
その五行についてですが、五行は機能と気質を示すことができるんです。
五行の機能と気質を示す場合、
通常は単に「水・木・火・土・金」とは呼ばず
「木」は「肝木(かんもく)」
「火(太陽)」は「心火(しんか)」
「土」は「脾土(ひど)」
「金(鉱物)」は「肺金(はいきん)」
「水」は「腎水(じんすい)」
と呼ばれます。
一つ一つ見ていきましょう!
肝木(かんもく)
「肝木」は守備、独立、頑固、強調、協和、草木、果実、穀物などを表します。
人間の体では肝臓、胆嚢、風邪、神経、解毒、視覚、筋などに関係します。
季節は春を表します。
2月は動き始めたり、活動するのによく、3月は大いに繁茂させる時期になります。
春は物事を始めるのに適していますよね!
心火(しんか)
「心火」は、伝達、礼、太陽、文明・文化、照光、芸術・芸能を表します。
人間の体では心臓や小腸、熱邪、精神、循環器、下、血液などに関係します。
季節は夏を表します。
5月は何かから脱皮したり、今までの自分から抜け出すのによく、6月はより精力的に成長、業績アップの時期です。
夏は発展・成長させるのに適しています😊
脾土(ひど)
「脾土」は、魅力、信用、信頼、蓄財、蓄積、山岳、田園、平地を表します。
人間の体では脾臓や胃、湿邪、栄養機能、消化機能、唇、肌肉などに関係します。
季節は土用を表し、土用は各季節の終わり18日間を言います。
1月の土用は契約や縁結びなど結びつきを強くするのによく、4月の土用は転職や変化改革に向き、7月の土用は生長が衰え心の安らぎを求め一休みするのによく、10月の土用はこれまでの成果を収穫する時期になります。
土用は物事が成就し、どっしり構えるべき時です♪
※土の季節を土用ではなく、長夏から梅雨に当てはめている方法もあります☺︎
肺金(はいきん)
「肺金」は、攻撃、義、闘争、勇気、名誉、刀剣、鉱物、宝石、貴金属を表します。
人間の体では肺や大腸、燥邪、呼吸器、排泄機能、鼻、皮膚粘膜、皮毛などに関係しています。
季節は秋を表します。
8月はこれまでの努力を仕上げ成熟させ、9月は成熟させたものをさらに成長させる時期です。
秋は今までの成果を眺め改革したり、状況を変えるのに適しています✨
腎水(じんすい)
「腎水」は、習得、智、改革、伝統、保守、離別、海、川、湖、雨水、雪を表します。
人間の体では腎臓や膀胱、寒邪、生命機能、防衛機能、耳、骨、免疫等に関係しています。
季節は冬を表します。
11月は何かを吸収したり蓄えるのによく、12月は自分の夢ややりたいことを始めるのに良い時期です。
冬は知的な精神や肉体や経済を養い、いろいろなものを蓄えるのに適しています
また食材を五行で見た場合、各季節の旬の食材がぴったり当てはまると言うわけではありません。
旬の時期が今の日本の風土とずれている部分もあります。
まとめ
今回「五行の機能と気質」について見てきましたが、いかがだったでしょうか?
大自然と人は全体として統一された存在として
自然の流れに沿って健やかに美しく生きていってもらえたらと思います。
一緒に大輪の花を咲かせてください🌸