みなさんこんにちは
薬剤師@さぷりんです◡̈♥︎
今回 カロリー制限した時の消費カロリーの配分とは?についてみていきたいと思います。
消費カロリーに使われるものとは?
もし摂取カロリーを200キロカロリー余分に食べたとして、その200キロカロリーは必ず脂肪になってしまうのでしょうか?
燃やされてエネルギーに変えるかもしれませんよね。
あるいは便として排出されるかもしれませんし、肝臓で使われるかもしれません。
そう!私たちは体内に摂取するカロリーの事ばかり気にしていますが、実は消費カロリーのほうがはるかに重要なんです。
仮に私たちが1日2000キロカロリーの食物を取り入れたとします。
この2000キロカロリーはどのような代謝活動に使われるのでしょうか?
可能性として挙げられるのは次のようなものがあります。
・熱の発生
・タンパク質の合成
・新しい骨や筋肉の形成
・認知(脳)
・心拍数の上昇
・1回拍出量(心臓が1回の拍動で送り出される血液の量)の増加
・身体運動
・解毒作用(肝臓、腎臓)
・消化(すい臓、腸)
・排泄(腸および結腸)
・脂肪の生成
このように人間の体が過剰なエネルギーを消費する方法は、体脂肪として蓄える他にも無数にあります。
消費カロリーの配分とは?
ではこの分配はどのような仕組みになっているのでしょうか?
甲状腺、副甲状腺、交感神経、副交感神経、呼吸機能、循環機能、肝臓、腎臓、胃腸の機能のどれもがホルモンによってしっかりコントロールされています。
そして体脂肪も例外ではありません。
実際人間の体には体重をコントロールするためのシステムがいくつもあるんです。
脂肪が蓄積するのは実はエネルギーの配分に問題があるとされています。
例えば
「体温を上げるよりも脂肪の合成に使われるエネルギーの方が多い」といったこともその要因の1つです。
エネルギーがどう消費されるかは、ホルモンによって自動的にコントロールされているため、私たちが意識的にコントロールできるのは運動によるエネルギー消費だけとなります。
脂肪の蓄積にこれぐらい、新しい骨の形成にはこれくらいのエネルギーを振り分けようと自分で決める事はできないですよね。
こうした代謝過程は計測することができないため、ホルモンによって使われるエネルギーは比較的一定していると考えられてしまっています。
つまり私たちはこの摂取カロリーと消費カロリーを独立変数だと消去法的に思い込んでいるに過ぎないんです。
摂取カロリーと消費カロリーを独立変数ではない?
わかりやすいように例を挙げてみると
1年に稼ぐお金(収入)と使うお金(支出)で考えてみましょう。
一年に500万円稼ぎ、500万円使っているとします。
もし収入が年間100万円減ったら支出はどうしますか?
毎年5,00万円使い続けるでしょうか?
きっとおそらくすぐに破産してしまうような事はせず、代わりに年間の支出額を100万円抑えて、予算のバランスを取ろうとするはずです。
この場合、収入と支出は一方の減少がもう一方の現象を直接引き起こす「従属変数」だといえます。
この理屈を肥満にも当てはめてみると、摂取カロリーを減らして減量できるのは、消費カロリーが変わらない場合だけと言うことになります。
しかし実際は摂取カロリーを急激に減らすと、体はエネルギーの収支のバランスを取ろうとして、消費カロリーを急激に減らすだけで、体重の減少には直接つながらないんです。
摂取カロリーを減らすと、エネルギーの収支のバランスを取ろうとして、消費カロリーを減らす
ある研究では、総エネルギー摂取量を30%カロリー制限をすると、消費カロリーもほぼ同じ30%減少すると言う結果になりました。
つまりエネルギーの収支バランスは常に保たれていると言うことになります。
そして体の機能は30%のエネルギー削減を余儀なくされ体ではこのような変化が生じました。
・体温めるために必要なカロリーが少なくなると、体温が下がる。
結果:常に寒さを覚える。
・心臓が血液を送り出すために必要なカロリーが少なくなると、ポンプ機能が弱くなる。
結果:心拍数と1回拍出量が減る。
・血圧を保つために必要なカロリーが少なくなると、体を血圧を下げようとする。
結果:血圧が過度に下がる。
・活発な脳の代謝に必要なカロリーが少なくなると、認知機能が弱くなる。
結果:倦怠感を覚え集中力が欠如する。
・体動かすのに必要なカロリーが少なくなると、動けなくなる。
結果:身体活動が活発になる。
・髪や爪の生成に必要なカロリーが少なくなると、髪や爪が生え変わらなくなる。
結果:爪が割れ髪が抜ける。
カロリー制限をすると、それに反応して代謝活動がすぐに減り、その現象がいつ終わるともなく続いてしまうんです。
なのでカロリー制限では意味がないということがわかっていただけると思います。
摂取カロリーを減らすと、消費カロリーも必然的に減ってしまうので、摂取カロリーを減らせば体重が減ると言う理論の根幹となる仮定条件がそもそも間違っていたと言うことです。
まとめ
私はダイエットとは
自分と向き合い自分を愛しぬくことだと思っています。
私が経験し、学んだ、やり方やコツについてお伝えし、微力ながらあなたを一生懸命サポートしますので、一緒に頑張っていきましょう!
ダイエットが決して辛いものではなく「なりたい自分になるためのワクワクする事」になれるよう、是非ダイエットを楽しんでください!
何事も楽しまなくてはもったいないですよね!!!
あなたが行動することは「やらなくてはいけないこと」ではなくて「やりたいこと」なんです♡😊
ダイエットが「理想の自分になるためにやりたいこと」になれますように!
Enjoy Diet🍏
最後まで見てくださりありがとうございました。
以上薬剤師@さぷりんでした◡̈♥︎