ダイエット理論

肥満の根本原因は食べすぎではない?体重の設定値が高すぎるせい?

みなさんこんにちは
薬剤師θさぷりんです🌸

今回は体重の設定値についてお話ししたいと思います。

太る原因は食べすぎではない?

カロリーを余分に摂取することで(食べ過ぎ)、自分の体が最適と判断する体重よりも一時的に重くすることはできます。
しかし、代謝量が増え、そのうち体重が減って元通りになります。

同じようにカロリーを制限することで、自分の体が最適と判断する体重よりも一時的に軽くすることができます。
しかし、代謝量が減り、体重はそのうち増えて元通りになってしまいます。

体重は重いほど総エネルギー消費量が多いんです
肥満の方は、自分の代謝量が低いと考えがちですが、実はその逆であることが証明されています。

体重が少ないほど総エネルギー消費量は少ない。
痩せている被験者の平均エネルギー消費量は2404キロカロリーですが、肥満の人の平均エネルギー消費量は運動はあまりしていないにもかかわらず、3244キロカロリーです。

肥満の人の体は体重を増やそうとしてるわけではないんです。
余分なエネルギーを燃やして減らそうとしてくれています。

肥満の原因は高すぎる体重の設定値

食べ過ぎが根本的な原因でないとするならばなぜ肥満の方は肥満なのでしょうか?

体にはホメオスタシス(恒常性の維持)と言う働きがあり、体の機能はある一定の範囲に収まるように調節しています。
(気温の変化にかかわらず体温を一定に保つことができるなど)

実は体重と体脂肪に関しても設定点(セットポイント)が決められているんです。

体重が設定から大きく変わることのないように、恒常性を維持しようとするメカニズムが働いて、体重が増えたり減ったりします。

例えば体重がセットポイント以下に低下した場合
食欲を刺激してもっと食べるように仕向けたり、基礎代謝を低下させ消費エネルギーを節約して体重を元に戻そうとしたりするわけです。

逆に体重が設定値以上に増加した場合もホメオスタシスが働きます。
今度は余計なエネルギーを体温を上げることで熱として消費させたり、食欲をしばらく落としたりするのです。

体重が設定値よりも低くなると、代償作用が働いて体重が増えます。
体重が設定値よりも高くなると、代償作用が働いて体重が減ると言うわけです。

つまり食べるか食べないかは、ホルモンの働きによってかなり決められています。

自分の意思で決めているように思われがちですが、実はホメオスタシスな機能が働きホルモンによってコントロールされているんです。

つまり肥満の問題点は、体重の設定値が正常より高く設定されてしまっていることにあったんです。

体重の設定値をエアコンの設定温度に例えると

肥満の人の体重の設定値は、エアコンの設定温度と考えるとわかりやすいです。

「外は涼しいのに部屋の空調が30度に設定されてしまっている」ような状況を想像してみて下さい。
氷をたくさん部屋に置いたり窓を開けたりして、一時的に体温を下げることができても、氷はいずれ溶け雨が降れば窓を閉めざるをえなくなりそうすれば、また室温は元の30度に戻ってしまいます。

30度に設定していると、窓を開けたり氷を置いたりしてもなかなか室温が下がらないように、例えば設定値が80キログラムと高いと、どんなにカロリーや糖質を制限してダイエットに励んでも一時的に効果が出たとしても結局は80キログラムに戻ってしまうんです。

単純にカロリーを控えることで体重を減らそうとすれば、脳は基礎代謝を落とし飢餓感を加速させ、体重を設定値までなんとしても落とそうとします。

つまり終わりのない自分の脳との我慢比べになってしまうんです。

肥満は過食、カロリーの取りすぎで起こるのではありません。
それは肥満の原因ではなく、むしろ結果だったんです。

肥満は体のホルモンバランスの偏りが体重を高すぎる状態に設定してしまったことが原因なんです。

体重の設定値の例

例を挙げてみてみます。

私たちの体重の設定値がおよそ70キロだったとしましょう。
カロリーを制限すると私たちの体重は一時的に減ります。
例えば63キロ位になるとします。

体重の設定値が70のままなら、体を失った分の体重を取り戻そうとして食欲を増進させます。
食欲を刺激する「グレリン」と言うホルモンの分泌量が増え、満腹ホルモンの分泌が抑制されます。

同時に体は総エネルギー消費量を減少させます。
代謝作用が一時停止され、体温も下がり、心臓の拍動も減り、血圧が下がり、心臓の拍出量も減り、全てが必死にエネルギーを節約しようとします。
空腹を感じ体が冷え疲労感を覚えるようになります。

最終的には体重は元の設定である70キロに戻ってしまいます

体重を落とすには?

では体重を減らすにはどうしたらいいのでしょうか?
解決方法は体にホメオスタシスの機能があることを知った上で、体重の設定値を下の方向に調節することが必要になります。

一時的に窓を開けたり氷を持ち込んだりするのではなく、空調の設定温度を快適な20のことにまで下げなければいけなかったんです。

体重を減らしたければこの設定値を下げなければいけませんが、そんなカロリー制限ではこの設定値を下げる事は難しくホメオスタシスの関わるホルモンの働きでリバウンドしてしまいます。

皆さんもダイエットしたことのある人には身に覚えがあることではないでしょうか?
たくさん食べる事は体重が増える原因ではなく結果です。

たくさん食べるから太るのではなく、太っているからもっと食べてしまうんです。
食べ過ぎてしまうのは個人の選択ではありません。
ホルモンの働きによるもので、飢餓ホルモンの増加に伴う当然の結果なんです。

そこで問題になるのはそもそも体重の設定値がこんなに高くなっているのはなぜなのか?だと思います。

体重の設定値を下げるにはどうしたらいいのか?

ではどうしたら設定値を下げることができるのでしょうか?
そのためには体重の設定値を上げてしまう要因をまず知る必要があります。

その主犯格がインスリンのレベルが常に高い状態が続く原因となるインスリン抵抗性です。
なので

①インスリン抵抗性を改善させる
②栄養密度の高い食品を選ぶ(加工食品人工的な食品添加物を避ける)
③間食はできるだけせず、空腹感を楽しむ
④ストレスを避ける無理をしない我慢しない

これらが挙げられます。

まとめ

人の体には一定の状態を保とうとする恒常性(ホメオスタシス)の働きがあり、体重にも設定された値(セットポイント)があります。
今はその設定値が高く設定されてしまった状態なんです。

設定値を維持するように調節しているのがホルモンの働きです。

体重を減らしたければこの設定値を避けなければなりませんが、単純なカロリー制限ではこの設定値を下げる事は難しく、ホメオスタシスに関わるホルモンの働きでリバウンドしてしまいます。

最後まで見てくださりありがとうございました!
私が経験し、学んだ、ダイエットのやり方やコツについてお伝えし、微力ながらあなたを一生懸命サポートしますので、一緒に頑張っていきましょう!

ダイエットが決して辛いものではなく「なりたい自分になるためのワクワクする事」になれるよう、是非ダイエットを楽しんでもらえたら嬉しいです♡

あなたが行動することは「やらなくてはいけないこと」ではなくて「やりたいこと」でありますように😊
以上薬剤師θさぷりんでした🌸